「年間のべ1000軒は食べ飲み歩く」という、押しも押されもせぬ美食家・弓削氏。
そんな彼がこっそり注目しているとっておきの名店をご紹介します。
家族で、ひとりで、二人きりで。厳選素材と熟練の技に、とりこになること間違いなしです。
地元の人も知らないディープな話が聞けるのはここだけ。さあ、あなたも、北九州の"食ツウ"へ。
#1
L'ami
#2
鉄板焼 沢
#3
ETINCELLE KAWAMOTO
#4
Bar du Vin Premier
#5
とり旬花
#6
Le Rubis
#7
欧風創作料理
Lien~絆~
#8
Fukumizuki
food+tea
#9
焼鳥 ほり
昼間はテイクアウトOKのバゲットサンド、夜はフランス各地の郷土料理をメインに提供する店です。フレンチと言っても非常にカジュアル。本場にもひけをとらない滋味深い料理を、ここまで気取らず楽しめる店は北九州でも少ないのでは?
L字型のカウンター席に座ると、きれいに磨かれた鉄板を挟み、店主・田中和義さんの立ち姿が見えます。
繁華街の飲食店ビルに『沢』を構え、2015年で38年目。一品料理やお好み焼きをはじめ、バラエティに富んだメニューで大勢のファンを喜ばせてきた腕利き鉄板職人です。
記念日やハレの日を祝う際、多くの人々に選ばれる本格フレンチレストラン『エタンセール カワモト』。誇りと志を持った彼らのもてなしは、2014年のミシュランにおいて「カトラリーマーク」授与の栄誉に浴しました。
記念日ディナーからバー利用まで、幅広く使える懐深さが魅力のこのお店は北九州にワイン&フレンチの愉しみを持ち込んだパイオニア。客好みのワインをセレクトして「ワインに寄り添える料理」でもてなします。
フレンチ店などではごく普通にあるコース料理も、焼鳥に特化したものになるとかなりレア。しかしここを訪れる常連客のお目当ては、ずばりその焼鳥のコースなのです。コアな焼鳥マニアもうならせる実力をお確かめあれ。
オーナーの清末さんご夫妻はソムリエ有資格者にして、自称「ワイン&食材おたく」。扱うワインはほぼ自然派、肉や野菜も自分たちの眼と舌で確かめたウソのない素材のみと、かなり濃密な愉しみが得られる店になっています。
高価なグランヴァンを、気前良くグラスで出してくれる店があると聞いて心が騒がないワイン愛好家がいるでしょうか?毎週金・土曜には必ずグランヴァンを抜栓しますが、それ以外の日も客がリクエストすれば「ボトルで1万円くらいまでなら、がんがんグラスで提供していきますよ!」と頼もしい笑顔。
福岡市の薬院で9年間「cafe rim」を営んだ竹本佐由美さん。2015年11月からは、たまたま巡りあった小倉南区の物件で再スタートを切ることになりました。元は資材置き場だった古い倉庫をリノベーションした空間は、広くて温かな佇まい。
店主の堀道彦さんが40年ほど前に構えた『ほり』では、すべての食材に自身が考えるベストなものだけをそろえ、「たかが焼鳥」と言わせぬ至福の時間を与えてくれます。「贅沢な焼鳥」というものが知りたくなったら、ぜひ一度こちらのお店へ。
福岡のグルメマガジン〈ソワニエ〉編集長。グルメ誌〈epi〉の創刊より6年間編集長を務めた後、〈ソワニエ〉創刊より編集長に就任し現在に至る。
TNC〈ももち浜ストア〉グルメアドバイザーなどグルメ関連の編集・制作に携わる傍ら、2006年より讃岐うどん店「福岡麺通団」の経営にも参画。
「ぐる~り糸島」「福岡のハマるカレー」「ふくおか手みやげ自慢」を個人出版。