小倉北区の中心部にある「小倉城エリア」。小倉城を抱える勝山公園では、春には300本のサクラが咲き誇り、秋には周囲を巡るケヤキの紅葉が見られ、観光客の目を楽しませています。常盤橋の架かる紫川をまたぎ、魚町へ行くとそこには北九州の台所・旦過市場が。活気溢れる商店街は、地元グルメがひしめく美食の宝庫。北九州観光では特に人気のエリアを巡るコースです。
所要時間:約3時間30分
徒歩:約15分
1602年、細川忠興公が築城した名城。
4階より5階が大きい天守閣の「唐造り」が特徴であり、建築当時は全国唯一のめずらしいものだった。
ほかにも切り石を使用しない野面積みと呼ばれる石垣や、大手門や槻門など8つの門がある。
さらに城内には小倉城の歴史・文化を学ぶゾーンや小倉の街を360度見渡せる展望ゾーンなど見どころ満載。
また、春は約300本の桜、秋にはケヤキやイチョウの紅葉が美しいことで知られる。
徒歩:約3分
小倉城の東側にある江戸時代の大名屋敷を再現した小倉城庭園。
和の伝統を継承し、「池泉回遊式」の庭園では、池を巡りながら、四季折々のさまざまな景観を楽しむことができる。
展示ゾーンで日本の礼法を学ぶほか、立札席で抹茶(煎茶)とお菓子を楽しむなど、日本の文化に触れてみよう。
徒歩:約7分
北九州を代表する現代作家と言えば、芥川賞作家の松本清張。
ここ、「北九州市立松本清張記念館」では約40年の作家生活で膨大な作品を世に送り出した清張の生涯に触れられる。
幅広い創作活動の全貌を紹介するフロアでは、巨大な年表や清張のノンフィクション作品を題材にしたドキュメンタリー映像を見学しよう。
直筆原稿や取材に持参したカメラなどの愛用品、書斎や書庫、応接室など自宅の一部を再現した空間など、当時をしのぶ資料からは創作に対する情熱が感じられるはずだ。
ミュージアムショップにあるユニークな清張グッズもチェック!
徒歩:約15分
大正初期に始まり、100年以上の歴史を誇る“北九州市の台所”。
昭和ムード漂う市場には現在も約120店が軒を連ね、地元産の海産物や野菜、惣菜などが所狭しと並んでいる。
手づくりの惣菜のなかでも、名物のイワシやサバの「ぬかみそ炊き」はここに来たら食べておきたい一品だ。
最近では、市場内の「大學堂」で提供するユニークな「大學丼」も名物の仲間入り。
購入した丼入りの白ごはんを片手に市場を巡り、好みの具を追加していくことで自分だけの丼が完成するというシステムが嬉しい。
市場の人々との会話も弾み、アットホームな雰囲気を感じられる試みとして観光客にも好評だ!
徒歩:約10分
明治の文豪として名高い森鴎外が、旧陸軍第12師団軍医部長として小倉に赴任してきた時に住んでいた。
明治30年頃に建てられた六間から成る日本家屋で、森鴎外は主に八畳の座敷と南側に続く四畳半の小座敷を使っていたといわれている。
現在は通り土間が資料閲覧スペースになっていて、年譜や貴重な関連資料が展示されている。
小説「鶏」では、この住宅の様子が描かれている。
徒歩:約10分