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草原に咲く草花をさがして<br>さわやか平尾台ハイキング 草原に咲く草花をさがして<br>さわやか平尾台ハイキング

北九州の通なハナシ「北九ツウ -KITAQTSU-」

草原に咲く草花をさがして
さわやか平尾台ハイキング

北九州の市街地から1時間足らず。見渡す限りの草原が広がる平尾台は、
日本三大カルストに数えられ、国の天然記念物にも指定される国定公園。
緑の草原に、羊の群れを思わせる白い石灰岩が点在する独特な風景は、
四季折々の表情で私たちを楽しませてくれます。
そして平尾台は、草原ならではの草花を手軽に観察できるハイキングスポット。
標高700m、清々しい風が吹く平尾台に、野草観察へでかけましょう。

北九州の市街地から1時間足らず。見渡す限りの草原が広がる平尾台は、 日本三大カルストに数えられ、国の天然記念物にも指定される国定公園。 緑の草原に、羊の群れを思わせる白い石灰岩が点在する独特な風景は、 四季折々の表情で私たちを楽しませてくれます。 そして平尾台は、草原ならではの草花を手軽に観察できるハイキングスポット。 標高700m、清々しい風が吹く平尾台に、野草観察へでかけましょう。

Guide 内山昌子さん

真鍋 徹さん
いのちのたび博物館(北九州市自然史・歴史博物館)学芸員。

内山昌子さん

真鍋 徹さん
いのちのたび博物館(北九州市自然史・歴史博物館)学芸員。

平尾台での野草観察のマナー・注意点

  1. 植物を採取しません。(花を摘むと、その後にできるはずだった種までも持ち去ることになります)
  2. 散策道以外を歩きません。(踏み固められることで環境が変わり、生息できなくなる植物もいます)
  3. ドリーネ(たて穴)が点在しているので、観察コースを外れないようにしましょう。
  4. 火に気をつけましょう。
  5. 危険な生きもの(マムシなど)に注意しましょう。
  6. ゴミは持ち帰りましょう。

希少な絶滅危惧種も生息する
野生植物の宝庫、平尾台

 3億年前の南の海のサンゴ礁に生息していた生きものたちが作り出した石灰岩でできたカルスト台地、平尾台。約900種類の植物が生息するといわれ、中には、絶滅危惧種に指定された植物も多く生息しています。
 平尾台で、草原の植物を観察するのに先ずおすすめな場所は茶ケ床園地です。そばに駐車場もあり、気軽に訪れることができます。平尾台では、春は「オキナグサ」、夏は「ノヒメユリ」や「ミシマサイコ」、秋になると「ヒメヒゴタイ」や「リンドウ」など、季節ごとに全く違った草花たちに出会えます。また、大平山(おおへらやま)の山の上は、特に春先は花がたくさん咲いています。山頂までは40分程度。登山道もたくさんあり、平尾台ならではの景色が広がります。風に吹かれて草がなびく夏の景色もいいですし、一面ススキに覆われる、秋の風景も格別です。
 野草を見つけるコツは、同じ場所を何度も訪れること。特に草丈の低い初夏は見つけやすいシーズンです。平尾台自然観察センターではガイド散歩などもあるので、野草に詳しい人と一緒に歩くイベントなどに参加するのもおすすめです。

サイオウシャジン、ヒヨドリバナ、ミシマサイコ画像
  • ●【上】 サイオウシャジン(晩夏~秋)。生息している場所が少ない植物のひとつ。
  • ●【下-左】 ヒヨドリバナ(晩夏~秋)。
  • ●【下-右】 ミシマサイコ(絶滅危惧種、晩夏~秋)薬草にもなるため、乱獲により数が減ったが、平尾台ではたくさん見られます。
ハバヤマボクチ、キセワタ画像
ノヒメユリ、キキョウ画像
【左から】
  • ●ハバヤマボクチ (晩夏~秋)。これはまだつぼみで、秋に黒っぽい紫色の花を咲かせます。
  • ●キセワタ(夏~初秋)
  • ●ノヒメユリ(夏)。小さくて可憐な花。花びらが反り返るのが特徴です。
  • ●キキョウ(初夏~初秋)。茶色い筋は虫が入り込んだ跡。

人が手を加えないと守れない
草原の自然保護

平尾台画像

 見渡す限りひろがる草原。平尾台ならではのこの景色は、地元の方にとってはおなじみの風景。でも近年、草原が広がる場所はだんだんと少なくなってきています。草原が広範囲で残っている場所は、近場でいえば久住や阿蘇、山口県の秋吉台などがあります。でも日本全体で見るとすごく少なくなってきているんです。草原減少の理由は、草原の自然が「天然の自然ではない」というところにあります。

 昔は牛や馬を放牧し、家畜の餌場として草原が維持されてきました。放牧などが減った現代では、1年に1回、春先に野焼きをすることで草原を守っています。もし野焼きをしないとどうなるか? あっという間に木が育ち、草原はやがて林となり、森になってしまいます。そうすると、明るくて乾燥した環境を好む草原の植物や昆虫は生きていくことができなくなります。つまり、草原に生きる植物や昆虫を守るためには、人間の手を加えてあげないといけない、ということなんです。自然保護というと、一切手を加えないことだと思われることが多いですが、実は手を加えないと守れない自然もあるんです。全国で少なくなってしまった希少植物がたくさん見られる平尾台は、北九州の宝。大切に守っていきたいですね。

自然観察のおもしろさを学べる
いのちのたび博物館の自然発見館

 いのちのたび博物館には「自然発見館」という展示室があります。コンセプトは「自然観察に出るための立体的な図鑑」。平尾台や岩屋海岸、山田緑地、曽根干潟など、北九州の代表的な自然を切り取ったジオラマと、生き物や自然を観察する方法や道具の展示、昆虫標本の作り方などを紹介するコーナーもあります。
 北九州に生息する植物を楽しむのであれば、平尾台とともに若松北海岸もおすすめです。岩屋海岸をはじめ、若松の北側には転々と砂浜が残っているので、「ハマナデシコ」などは簡単に見つけられます。砂浜と岩場という異なる環境が共存するので、植物の種類がとても多いのも特徴です。海辺の植物の面白さは、同じ場所に生えている植物でも生き方が違うところ。例えば「ガラスケースの中の展示物」は根っこを下に伸ばして地面の深いところから水を得ます。風で砂を被ったら、そこから枝分かれして、自分の位置は動かさずに枝葉を上へと伸ばします。対して「ハマヒルガオ」は砂に埋もれたら横へ横へと広がります。これは、少しの雨でも逃さず取り込むため。違う生き方をしているから同じ場所で共生できるんです。
 また、水が少なく太陽の照りつけが激しい海辺で生きる植物の葉は、肉厚だったり、ワックスのようなものに覆われていて、水分を逃さず、ため込める仕組みになっています。例えば、同じナデシコの仲間でも、平尾台に生えている「カワラナデシコ」に比べ、海辺の「ハマナデシコ」は葉っぱが分厚いんです。同じ種類でも場所によって形が違ったり、同じ場所でもちょっと移動するだけで花の色や模様が違うことに気づくことが、植物観察のおもしろいところ。人と同じように、全く同じものはないんだなと思います。自然発見館で観察の方法やポイントを学び、ぜひ実際に現地へ行って観察してみてください。

いのちのたび博物館
いのちのたび博物館

平尾台に生息する希少な植物たち

春
夏
秋

若松北海岸で生息する希少な植物たち

春
夏
秋

今回紹介したスポット

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